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Tax Law Update

「年収の壁」と2025年度税制改正基礎控除・特定親族特別控除の見直し

2025年度税制改正による「年収の壁」の見直しを、基礎控除の引上げ・給与所得控除・特定親族特別控除の3点に整理し、給与計算と年末調整の実務目線でまとめます。

※本記事は広告(アフィリエイトリンク)を含みます。
※内容は一般的な実務情報の概要のため、最終的な判断は最新の公式情報や専門家への確認を前提にしてください。

まず結論

2025年度税制改正で、いわゆる「年収の壁」が見直されました。基礎控除の引上げ給与所得控除の最低保障額の引上げ特定親族特別控除の新設が柱です。所得税は2025年分から、住民税は2026年度分(2025年分の所得)から適用されます。給与計算・年末調整の運用に影響します。

基礎控除引上げ(特例の上乗せで最大95万円)
給与所得控除最低保障額を55万円→65万円へ
特定親族特別控除新設(学生年代の親族を対象、最大63万円)

背景

パート・アルバイトなどが就労時間を抑える要因とされてきた「年収の壁」を緩和し、働きやすくすることが狙いです。控除の引上げにより、所得税が発生し始める年収の水準が上がります。

主な変更点

  • 基礎控除の引上げ:基礎控除が引き上げられ、所得に応じた特例の上乗せにより、合計所得金額が一定以下の場合は最大95万円となります(上乗せの一部は時限的な措置)。
  • 給与所得控除の見直し:給与所得控除の最低保障額が55万円から65万円へ引き上げられました。
  • 特定親族特別控除の新設:19歳〜22歳相当の親族について、本人の合計所得が一定の範囲にある場合に、扶養する側が受けられる控除(最大63万円)が新設されました。

「年収の壁」については、2026年度税制改正でさらに引き上げる動きもあります。具体的な金額・適用時期は、国税庁・財務省の最新情報で確認してください(2026年6月時点)。

給与・年末調整での実務ポイント

  • 給与計算ソフトの控除設定・税額表が最新版になっているかを確認する。
  • 扶養控除等申告書の記載(特定親族特別控除の対象の有無)を確認する。
  • パート従業員へ、課税が始まる年収の目安が変わったことを案内する。
  • 年末調整での適用漏れがないよう、対象者を事前に洗い出す。

適用時期

税目適用時期
所得税2025年分から(年末調整は2025年末)
住民税2026年度分(2025年分の所得)から

FAQ

いつの給与から影響しますか?

所得税は2025年分から適用されます。実務では、年末調整や源泉徴収税額表の改定を通じて反映されます。住民税は2026年度分(2025年分の所得)から反映されます。

パート従業員にどう説明すればよいですか?

控除の引上げにより、所得税が発生し始める年収の水準が上がった点を案内します。ただし社会保険の加入は別の基準で判断されるため、税と社会保険を分けて説明するとわかりやすくなります。

特定親族特別控除とは何ですか?

19歳〜22歳相当の親族について、本人の所得が一定の範囲にある場合に、扶養する側が受けられる新しい控除です。適用要件は国税庁の情報で確認してください。

参考リンク(公式)

まとめ

2025年度税制改正の「年収の壁」見直しは、基礎控除・給与所得控除・特定親族特別控除の3点が柱です。所得税は2025年分から、住民税は2026年度から反映されます。給与ソフトの設定確認と対象者の洗い出しを進めましょう。控除額や適用時期は変わることがあるため、最終判断は公式情報と税理士の確認を前提にしてください(2026年6月時点)。

この記事は一般的な実務情報の提供を目的としています。具体的な税額計算や申告は、最新の国税庁の情報および税理士にご確認ください。

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