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Google Sheets Guide

Googleスプレッドシート実務入門経費集計テンプレート付き

Googleスプレッドシートは、経費一覧、簡易台帳、月次集計を複数人で更新しやすい表計算ツールです。この記事では、共有・権限・同時編集の基本から、経理・総務で使う関数、経費集計シートの作り方までを整理します。配布テンプレートはxlsx形式で用意し、Googleスプレッドシートにインポートして使えるようにしています。

更新日 2026.09.24 管理人Oz

※本記事は広告(アフィリエイトリンク)を含みます。
※内容は一般的な実務情報の概要のため、最終的な判断は最新の公式情報や専門家への確認を前提にしてください。

まずは経費集計シートを使って、月別・科目別の合計を確認できます。

経費集計シートを無料ダウンロード

Excel(.xlsx)。Windows版Excelで再計算・表示を確認済み。Googleスプレッドシート実取込は未検証です。取込手順と記入例を見る

先に確認:日付・科目・金額・税区分を入力し、対象年月の集計と証憑を照合します。配布xlsxと記事の架空5件の記入例は別のデータです。

図解:入力から証憑照合まで、何がつながる?

11|入力

入力シートに日付・科目・金額・税区分・証憑URLを記録。自動列は上書きしない。

22|科目マスタ参照

科目名から税区分の目安を参照。実取引の税区分は明細で確認。

33|月次・科目別集計

月次集計の開始年月を設定。対象外月・日付不正・未知の科目を確認。

44|証憑照合・締め

入力件数と金額を証憑・集計結果と照合し、漏れや重複を解消。

入力から証憑照合まで、何がつながる? — Good Choice/2026年10月18日時点。出典・前提:Google・Excelとスプレッドシートの利用方法

xlsxは入力・月次集計・科目マスタ・Readme等で構成。業務用に改変可、二次配布は禁止です。Googleドライブへのアップロード後の取込・再計算は利用環境で確認してください。帳簿・証憑保存を自動で完結するファイルではありません。

配布ファイルの架空7件は合計33,960円(6月10,080円、7月23,220円、8月660円)。下の架空5件は12,980円で別例です。どちらもコピー上で既存サンプルを消してから検算してください。

経費一覧を始めるなら、xlsxテンプレートを取り込み、5件の記入例を見ながら入力してください。月末は確認チェックリストで集計と証憑を照合します。共有する前に権限と証憑の扱いも確認してください。

中小企業の経理・総務では、Excelファイルをメールで回すよりも、Googleスプレッドシートで同じ表を共有した方が、最新版の確認や複数人での入力がしやすくなります。特に経費一覧、備品台帳、問い合わせ管理、月次チェック表のような「更新する表」は、誰がどこまで入力したかを同じ画面で見られることが大きな利点です。

この記事でできること

中小企業の経理・総務で使う基本

Googleドライブの公式ヘルプでは、ファイルやフォルダを他のユーザーと共有でき、共有相手の権限として「閲覧者」「閲覧者(コメント可)」「編集者」を選べると案内されています。また、リンクを知っている全員にアクセスを許可すると、アクセスできるユーザーが制限されない点も説明されています(2026年6月時点)。

  • 共有:関係者のメールアドレスを指定して共有します。部署全体で使う表は、個人ではなく共有ドライブやグループで管理すると引き継ぎしやすくなります。
  • 権限:入力担当は編集者、確認だけの人は閲覧者、コメントだけでよい人は閲覧者(コメント可)に分けます。
  • 同時編集:複数人で同じシートを開いて更新できます。最新版ファイルが複数に分かれにくく、月末の回収作業を減らせます。

最初に作るなら、経費一覧や備品台帳のように「入力欄」と「集計欄」を分けやすい表がおすすめです。請求書や証憑そのものの管理は、電子帳簿保存法や会計ソフトとの関係もあるため、経費精算の流れとルール作りとあわせて確認してください。

実務で使う関数の要点

この記事で扱う関数は、Google ドキュメント エディタ ヘルプで存在と構文を確認しています(2026年6月時点)。関数そのものを覚えるより、どの実務で使うかを先に決めると定着しやすくなります。

関数公式で確認した構文の要点実務での使いどころ
SUM数値や範囲の合計を返す。例: SUM(A2:A100)経費一覧の税込金額合計、月次集計の総額チェック。
SUMIF条件に一致する範囲だけを合計する。例: SUMIF(A1:A10,"支払い済み",B1:B10)科目別・月別・担当者別の経費集計。
XLOOKUP検索範囲から一致を探し、結果範囲の値を返す。科目マスタから税区分の目安や確認メモを引く。
VLOOKUP範囲の最初の列で検索し、指定列の値を返す。完全一致は FALSE 指定が推奨される。既存の縦長マスタから科目名・部門名を引く。左側検索が必要ならXLOOKUPを検討。
IF論理式がTRUEなら指定値、FALSEなら別の値を返す。金額が入った行だけ「要確認」と出す、証憑URLが空なら注意を出す。

Good Choiceの配布テンプレートでは、入力シートの月列に IF、科目から税区分の目安を引く欄に XLOOKUP、月次集計と科目別集計に SUM / SUMIF / SUMIFS を使っています。自社で列を増やす場合も、まずは「入力」「マスタ」「集計」を分けると壊れにくくなります。

経費一覧の入力項目と月別集計の作り方

1

入力シートを作る

日付、科目、金額、税区分、メモ、証憑URLを1行1件で入力します。配布テンプレートの月列は日付から自動表示されます。

2

科目マスタを作る

旅費交通費、消耗品費、会議費などの科目と、税区分の目安を一覧化します。入力ミスを減らすため、選択式にします。

3

月次集計を作る

SUMIF で月ごとの合計を出し、科目別集計も別表で確認します。入力合計と月次集計合計の差額が0になるかを見ます。

4

共有範囲を決める

入力担当、確認担当、閲覧のみの人を分けます。リンク共有を使う場合は、誰でも見られる状態になっていないか確認します。

配布テンプレート:経費集計シート

経費集計xlsxの入力シート。B列は日付、D列は科目、E列は金額、G列は科目マスタ参照。配布サンプル7件の合計33,960円。
配布xlsxをExcelで再計算した実画面(架空データ)。経費集計xlsxの入力シート。B列は日付、D列は科目、E列は金額、G列は科目マスタ参照。配布サンプル7件の合計33,960円。

このページ用に、経費集計シートをxlsx形式で用意しています。配布物はGoogleスプレッドシート形式ではありません。xlsxをダウンロードしてGoogleドライブにアップロードし、Googleスプレッドシートで開きます。

経費集計シート(Googleスプレッドシート取込用)

「入力」シートの7〜1006行(1000行)に日付・科目・税込金額・税区分・メモ・証憑URLを入力できます。月は日付から自動表示し、税区分の目安は科目マスタから参照します。「月次集計」シートで月別・科目別合計と差額を確認できます。ReadmeにはライセンスとSheetsで開く手順があります。

月次集計の開始年月を変更すると、12か月の対象月が切り替わります。対象外の月・日付不正・科目マスタ未登録を入力シートで確認してください。入力は7〜1006行、科目はマスタ3〜100行が対象です。さらに増やす場合は入力の自動列と集計範囲・検証範囲を一緒に延ばします。配布サンプル合計は33,960円です。Googleスプレッドシートへの実取込は未検証のため、取込後に数式とサンプル合計を確認してください。

Googleスプレッドシートにインポートして使う手順

  1. 上のボタンからxlsxをダウンロードします。
  2. Googleドライブにアップロードします。
  3. アップロードしたファイルを開き、上部の「Googleスプレッドシートで開く」を選びます。
  4. 必要に応じてGoogleスプレッドシート形式として保存し、自社用に列や科目を調整します。

入力シートの記入例(架空の5件)

配布xlsxの「入力」シート7行目以降に、1支出を1行として入れる例です。下の取引・証憑名・金額はすべて架空で、配布ファイルに入っているサンプルとは別です。証憑URL欄には、閲覧権限を確認した保存先のリンクなどを入れます。

日付(B列)科目(D列)金額(税込)(E列)メモ(H列)証憑URL(I列)の例
2026/09/03旅費交通費1,320円訪問先への電車代領収書/09-03-交通費
2026/09/05消耗品費2,980円コピー用紙領収書/09-05-用紙
2026/09/10通信費6,600円業務用通信料請求書/09-10-通信
2026/09/15消耗品費1,200円文具領収書/09-15-文具
2026/09/22旅費交通費880円取引先への電車代領収書/09-22-交通費

B列の日付は日付形式、E列の金額は数値で入力します。D列は「科目マスタ」にある名前を選び、F列「税区分」は取引に応じて確認して入力します。この架空例では5件とも選択肢の「確認」としておき、実際の取引で区分を確認します。表の証憑名は参照先を表す架空の文字列で、実際にはアクセスできるURLをI列に入れます。C列「月」(この例では2026-09)、G列「税区分の目安」、J列「確認」は数式による自動表示欄です。G列は判断の目安であり、科目や税区分はすべての事業者・取引に共通する正解ではありません。

この5件の税込合計は12,980円です。科目別は旅費交通費2,200円、消耗品費4,180円、通信費6,600円で、合計は12,980円になります。「月次集計」の開始年月を2026-09として確認します。配布ファイルには別のサンプル行が残っているため、この5件だけの合計を試すときはコピーを作り、既存サンプル行を消してから入力してください。

月末の確認チェックリスト

  1. その月の支出を一覧に入力し、抜けた日付・金額がないか確認する。
  2. 日付・金額・相手先のメモを見て、同じ支出を二重に入力していないか確認する。
  3. 各行を領収書・請求書などの証憑と照合し、参照先を確認する。
  4. 「月次集計」の対象月、月別合計、科目別合計と差額チェックを確認する。
  5. 用途や区分が不明な支出をメモに残し、会計処理の担当者へ引き継ぐ。

集計が合わないときに確認する場所

以下は起こり得る入力・設定上の確認点です。配布ファイルに常時これらの不具合があるという意味ではありません。

症状確認する場所対処
対象月に入らない「入力」B列の日付とC列の月B列が文字列なら日付形式で入力し直し、C列が対象月になったか見る。
金額が合計されない「入力」E列の金額(税込)通貨記号を文字として付けず、数値で入力し直す。
追加した行が集計されない「入力」7〜1006行と「月次集計」の参照範囲1007行目以降を使う場合は入力行の数式・選択設定・検証範囲と集計式の範囲を延ばす。
科目別合計に入らない「入力」D列と「科目マスタ」の科目名表記の違いや余分な空白を直し、マスタの名前を選び直す。

個人事業主が使う場合も、このシートは経費の整理・月次確認用です。私用の支出は事業用と区別し、共用の支出は事業用の範囲を記録に基づいて確認してください。国税庁「No.2210 必要経費の知識」(2026年9月24日確認)。取引の日付・相手方・金額などの記帳と、請求書・領収書などの保存は別に確認してください。xlsxやSheetsを使うだけで帳簿・証憑の保存義務を満たすわけではありません。国税庁「個人で事業を行っている方の記帳・帳簿等の保存について」(2026年9月24日確認)

Excel・会計ソフトとの使い分け

Googleスプレッドシートは、複数人で更新する管理表に向いています。一方で、正式な会計帳簿、仕訳、証憑保存、インボイス対応まで任せるには会計ソフトの方が向いています。

  • Googleスプレッドシート:経費一覧、簡易台帳、月次チェック表、社内共有用の集計表。
  • Excel:印刷レイアウト、複雑な既存ファイル、社内で長く使っているマクロや細かい書式がある表。
  • 会計ソフト:仕訳、試算表、決算、インボイス、電子帳簿保存法対応、税理士との共有。

会計ソフトへ移す判断は会計ソフトの選び方、固定資産の管理表を作る場合は固定資産台帳の作り方も確認してください。月別の経費実績を予算と比べるときは予実管理と差異分析、支払時期を見通すときは資金繰り表の作り方へ進めます。スプレッドシートは入力を集める・見える化する役割として、必要な会計処理や保存方法を別に確認してください。

共有範囲・誤公開の注意

経費データには個人名、取引先名、金額、証憑URLが含まれることがあります。リンクを知っている全員に公開しない運用を基本にしてください。

  • 共有相手はメールアドレスで指定し、編集者を必要最小限にする
  • 確認だけの人は閲覧者または閲覧者(コメント可)にする
  • 「リンクを知っている全員」になっていないか、共有前に必ず確認する
  • 退職者や担当変更があったら、共有権限と所有者を見直す
  • 証憑URLを入れる場合は、その証憑ファイル側の権限も確認する

FAQ

Googleスプレッドシートだけで経理処理は完結できますか?

簡易集計や社内確認には使えますが、正式な仕訳、決算、証憑保存、インボイス対応まで含めるなら会計ソフトとの使い分けが必要です。スプレッドシートは入力・共有・見える化の補助として使うのが現実的です。

配布テンプレートはGoogleスプレッドシート形式ですか?

配布形式はxlsxです。ダウンロード後にGoogleドライブへアップロードし、Googleスプレッドシートで開いて使います。Readmeシートにも同じ手順を記載しています。

XLOOKUPとVLOOKUPはどちらを使えばよいですか?

既存の縦長マスタを右方向に検索するだけならVLOOKUPでも使えます。検索列と結果列を別々に指定したい場合や、左側の列を返したい場合はXLOOKUPが扱いやすいです。公式ヘルプでもXLOOKUPは検索範囲と結果範囲を分けて指定する関数として案内されています(2026年6月時点)。

まとめ

Googleスプレッドシートは、経費一覧や簡易台帳のように複数人で更新する表に向いています。共有権限を整理し、入力シート・マスタ・集計シートを分け、SUM/SUMIF/XLOOKUP/IFを必要な場面に絞って使うと、非エンジニアでも運用しやすくなります。正式な会計処理や証憑保存は会計ソフトと役割分担し、スプレッドシートは入力と見える化の入口として使いましょう。

社内の表管理をWorkspaceで整える場合

スプレッドシートを個人利用ではなく会社の業務基盤として使う場合は、共有ドライブ、管理者、退職時の権限整理まで含めてGoogle Workspaceのプランを確認してください。

出典:Google ドキュメント エディタ ヘルプ「Google ドライブのファイルを共有する」(support.google.com)、同「Excel と Google スプレッドシートの両方を使用する: ベスト プラクティス」(support.google.com)、同「SUM」「SUMIF」「VLOOKUP」「XLOOKUP 関数」「IF」(各Google公式ヘルプ)。いずれも2026年6月時点。機能・画面表示・関数仕様は変更される場合があるため、最新は公式ヘルプでご確認ください。本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の会計・税務判断は専門家に確認してください。

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